久留米絣






少し前になりますが、突然お電話をいただき、
糸島のアトリエまで来て下さった久留米絣の織元さん。

その時に工場見学をさせていただけるということで盛り上がり、
その後STAFFみんなで行ってきた、ある日の備忘録。







絣が出来上がるまでの作業はおよそ30工程にもおよび
完成まで約2ヶ月もかかるんだそうです。

そのひとつひとつの工程は、経験と技術を必要とするものばかり。




美しい糸に心が震えました。



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私がいちばん惹かれたのは「括り」と言われる作業。

柄になる部分を糸や粗苧(あらそ=麻の一種をひも状にしたもの)で縛ることで
くくった部分は染色時に色がつかず、ほどいたところが柄になります。

その手法自体は染めでもよくある手法で、特に珍しいことではないのですが
久留米絣では、その括りが計算されたものであること。
経糸と緯糸とそれぞれに括りによって染め分けられた部分が
織ることで柄となっていくのです。

その為に図案を起した後に、絵紙と言われる図案専用の用紙に
経糸緯糸の配分・配置を決める工程があるそうです。

だとしても、それができるなんて。。。
すごい技術。やっぱり不思議。




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糸にのりをつけているところ。

括る前や後。後に染める時、更に織る前。
工程の途中で何度ものりをつけたり、洗ってのりをはがしたり。
とても気の遠くなる作業です。

彼は、この道60年のベテラン職人さんの下で修業中の若者。

「がんばれ」
背中に向って、密かにエールを送る。




筑後弁が可愛い、ベテラン職人さんとお話出来たことも
とても心に残っています。









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藍染の釜がいくつも並んでいました。
いろんな道具や材料が気になってしかたありませんでした。

きれいな水に恵まれた里山。
この時期、工場そばの川では蛍が飛んでいるそうです。


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工程の間に何度も水を使って「洗う」作業が入ります。
冬はかなり寒いだろうと思います。
染めた糸を洗ったり干したり、叩いたり。
単純な作業を黙々とやる工程も、いくつもあります。






この日の工場見学を終えて思ったのは
やっぱり、糸を紡ぐ、染める。といった
こんな世界が大好きだということ。


織元さんが作られた動画。みなさんにも是非見てもらいたくて
許可をいただきました(何度見ても感動なのです)

https://youtu.be/YS8xTGjOQvc


ナイスな写真は
an one photographer yukari murai♪


































by an-one | 2017-06-21 19:06