糸島 二見ヶ浦の海
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自由診療なので治療費は確かに高額ですが
切らずにノンストレスで治療を受けられること。
手術・放射線・ホルモン療法にかかる
時間と費用、何より精神的負担を考えると
決して高いとは思いませんでした。
私の場合、ホルモン療法は5年の予定でしたから
なおさらです。
私は通常の医療保険と、がん保険に
加入していたので
がんと診断された時点での給付と、
手術給付金(放射線もある一定の量を
超えると手術とみなされます)
入院給付金(これはがん保険と医療保険の両方からでます)
この3つがおりたので
保険で治療費はほぼトントン。
滞在費がかかったくらいでしょうか。
検査をしている段階では、
命かおっぱいか?
と問われれば、当然いのち。
生きるためにはしかたない。
と覚悟をした時期もありました。
でも大きかろうが小さかろうが
授乳期間中でなくても、
何かの役に立っていないとしても
いくつになっても女性である以上、
失えば、
あるいは手術によって形が変われば、
喪失感はあったと思います。
もう一つ言えるのは
QOL(クオリティオブライフ)
私が今回、このBLOGに書くまで
知らなかった方も多く、
「いつの間に?」と驚かれたくらい
1ヶ月弱、自宅を離れた以外、
その前後も、ほぼ普通に
仕事をしながら生活できています。
これって目に見えないところだと思いますが、
自分自身はもちろん、家族にとっても
とても大きな要素。
標準治療を全否定しているのではありません。
私が選ばなかった。というだけです。
それに、これしかない。というよりは
選択肢は多い方がいいに決まっている。
UMSオンコロジーだって万能ではないはずです。
ただ、がんと分かった時
よくわからないまま流されて
自分の命を、自分ではない誰かに
委ねて欲しくはないな。と思うのです。
少しでも後悔がないのは、
やはり自分でよく考えて選ぶ。
ということにつきる。
そんな気がするのです。